【プリティプリマ】晴れビートダウン【最終15位(R1767)】
進化前身長1m以下のみが参加できるプリティリリマ
経験上このような進化前プールでは強いポケモン(上位数体)と中堅上位ポケモン(上5〜20体程度)の差が出来やすく、強いポケモンを無理なくPTの形に落とし込むことが必須となる※。
今回パワーが高いポケモンとしてニューラとGサニーゴを挙げ、これらに強い+こいつらを無理なくPTに入れられるような形を模索した。
ニューラの猫騙しやダイマ展開、サニーゴの鬼火ばらまき等に対抗する手段は少なく、候補が絞りに絞られた結果、ロコン+スカーフヒトカゲが強そうということに。
ロコン+ヒトカゲで荒らし、後ろのニューラで残りを狩りつつサニーゴで詰めるといった、最低限のPTと形も保てることになった。
晴れが入ってきたので無理なくモンジャラ採用、炎岩がキツイのでドロバンコ採用という、考察初日に組んだ6匹のまま最後まで走り切ることになった。
※プリティプリマをやった人ならわかると思うが、実際は上と中堅が離れたようなパワーバランスにはならなかった。仲間大会中に気づきはしたが、他の構築に流れても全然勝てなかったので、そこそこ纏まっているパワー押し付けの本構築を握り続けた。
【個別解説】
ロコン@気合のたすき ひでり
114(4)-×-60-102(252)-85-128(252↑)
熱風/エナジーボール/催眠術/まもる
プリティプリマの参加ポケモンを眺めていると、あめふらし・砂起こしで強いポケモンが居なかったため、晴れが暴れられそうと感じた。
天候を即取られる心配が殆ど無いので、後述するヒトカゲと合わせて熱風を連打しているだけで相手PTに大きな負担を与えることが出来る。
技構成は遂行技の熱風が確定、使いやすい守る、草4倍組(オムスター・カブト等)への遂行としてエナジーボールも半確定(何故かソラビを覚えないので選択肢がない)。
残り1枠は何でもよかったが、誤魔化し性能の高い催眠術を採用。
持ち物は耐久が紙すぎたので襷、配分はそれに伴ってCS、補正はワシボンを意識した臆病。
使用感は良くも悪くもキュウコンと全く変わらない。
そこそこ火力とそこそこ素早さに紙耐久。
催眠術の誤魔化しが各所で光ったので、このロコンに関しては十分すぎる活躍をした。
ヒトカゲ@こだわりスカーフ サンパワー
115(4)-×-63-112(252)-70-128(252↑)
熱風/かえんほうしゃ/オーバーヒート/げんしのちから
このPTのパワー担当。
晴れ熱風の火力指数は27000と、珠C振り切りヒードランの熱風ぐらいの火力がある。
これを進化前に撃ったらひとたまりもないのも当然で、半減だろうとゴリゴリ削ることが出来る。
加えて天候が取られにくく、スカーフ込みで晴れ熱風を少なくとも1回、上手くいけば2回打ってゲームを終わらせられると考えた。
技構成は熱風が確定で他自由。
どうせ炎技しかうたないので炎技3種、もらい火に撃つかもしれない原子の力で完結。
持ち物はニューラを抜けるようにスカーフ、配分もそれに伴って臆病CS。
対策してない相手には2ターンでゲームを終わらせられる超スペックを持っていた。
流石に上の方では大分対策されていて苦しかったが、それでも選出誘導含めていい活躍をしてくれたと思っている。
モンジャラ@珠 葉緑素
149(68)-×-136(4)-165(236↑)-65(36)-101(164)
ソーラービーム/原子の力/眠り粉/まもる
今回構築順的には5枠目だが、普通に考えれば3枠目として採用されるはずのポケモン。
Cがフシギバナと同じ数値なので、珠を持たせると晴れアタッカーとしての運用も可能になる。
晴れパのモンジャラは技構成はかなり好みやPTの特色が出ることろだが、今回は以下のような理由で技構成を決定した。
ソラビ:連打できるダイマ時の最高火力、晴れがあんまり書き換えられない楽観的採用
原子の力:初手ダイジェットへの切り返し、炎(ポニータ・ガーディ)への最高打点
眠り粉:最強の誤魔化し、ダイマゴンベ等に使う
守る:多分欲しそう
配分はC厚め、Sを晴れ下70ダイジェット抜き(アーケン・ヒバニー)、あまり耐久にした。
本構築のMVP
ダイソウゲンの火力がすさまじく、熱風で雑に崩した相手にそのままダイソウゲン打っているだけでゲームが終わる。
原子の力も襷つぶしから能動的晴れの再展開等、かなりの場面で活躍した。
反省を挙げるとすればソーラービームの枠をリーフストームにするべきだった気がする。
というのもモジャンボ単選出を結構したので、その際に攻撃技が無いのが渋すぎた。
ニューラ@ヨプ 精神力
131(4)-147(252↑)-75-×-95-183(252↑)
トリプルアクセル/地獄突き/ローキック/氷のつぶて
謎の1枠目ポケモン
前で崩した残党処理を処理することが仕事。
普通のポケモンなので特に言うことが無い。
技構成は範囲が広がるようにタイプ一致二つ、ニューラに撃つローキック、残党処理に便利な氷のつぶてで枠が埋まる。
猫も守るも欲しいが、切れる技が無さ過ぎた。
持ち物は襷をロコンに取られたのでヨプの実。
配分はエース要請と同族意識からAS振り切り
使用感は普通のニューラ。
このルールを実際やってみるまでザシアンだと思っていたが、精々レジエレキだった。
トリプルアクセルを1回も外さなかったのは偉い
サニーゴ@進化の軌跡 呪われボディ
172(252)-×-161(252↑)-×-116(4)-55
ナイトヘッド/光の壁/力を吸い取る/鬼火
謎の2枠目ポケモン
ここまで前のめりにもかかわらず5枠目にものすごい耐久ポケモンを入れていることが良くわからない。
とはいえパワーが高いのでレジスチルのように突破できません宣言することが可能なことが唯一の救い。
技構成はナイトヘッドと力を吸い取るが確定。
他技は周りのサポートとして鬼火・光の壁が必要だと思い採用した。
配分はボックスに落ちていたシングル用っぽいHB個体。
使用感は思ったより強くない。
ギラティナだと思って採用し、実際にギラティナだったのに弱かった。
たまに1体で3体ぐらい相手にして詰ませることもあったのでパワーは間違い無いのだが……
技構成についてだが、周りはどうせ紙なのだから、瞑想パワージェムとかした方が強かったかもしれない。
ドロバンコ@とつげきチョッキ マイペース
177(252)-167(252↑)-90-×-76(4)-58
10万馬力 アイアンヘッド インファイト 岩雪崩
ロコン+ヒトカゲと出せない試合として、岩タイプ(アーケン・アノプス)、炎タイプ(ポニータ・ガーディ)が挙げられる。
というわけで6枠目はこれらに強く出れるドロバンコを採用することに。
この大会では珍しく数値がやる気に満ち溢れているので、Sが遅くても全然戦える。
技構成は範囲を広げる4枠でほぼ確定。
強いて言うならアイアンヘッド⇒地割れが候補だが、どっちもどっちだったので見栄えの綺麗差でアイアンヘッドを採用。
配分はわかりやすいHA振り切り。Sは落とさないことでポリゴン2の上取れるかもということで落としていない。
特性は威嚇は受けたくないが夢特性は粘りたくないという甘えた気持ちが生んだマイペース。
補完枠でイケる時しか出さないとはいえ、イケる時がかなり多いかつかなり刺さっているので、第2のダイマックスエースとしてしっかり活躍した。
とはいえ遅いダイマックスエースなので寿命は長くなく、命は有限であることを意識しながら立ち回らないといけないので難しい。
甘えた気持ちが生んだマイペースはコマタナのアイヘで怯まされたので、しっかり粘りましょう。(そもそも持久力の方が強い説もかなりある)
【選出】
基本選出1
上からすべてを粉砕する。
事故りかけても催眠術と眠り粉でどうにか出来る時があるのであきらめないように。
基本選出2
炎とか岩とかポリゴン2とかが絡んだ時。
バンバドロで頑張ってアドを取ってサニーゴで詰める。
Dが上がったサニーゴは宇宙なので、積極的に作りに行こう。
【厳しいポケモン】
・手動雨(リオル・ニューラ)
・アノプス
・ヒトカゲより早いスカーフ(アーケン・こご風ニューラ・エレキッド)
・ポリゴン2(気合いで何とかなるレベル)
・ゴンベ(気合いで何とかならないレベル)
等々……
【構築所感】
・厳しいポケモンの欄を見ればわかるように正直PTの完成度としてはかなり低いと思っている(トップofトップメタがキツイって何……)
・それでもPTパワーを高く保って最低限の体裁を整えたので、大分勝てた
・加えて運もべらぼうに良く、催眠術と眠り粉とトリプルアクセルを合計10回以上打ったが、一度も外さなかった。(一応熱風は大分外したが……)
【大会所感】
・剣盾入ってから一番面白いルールのインターネット大会だった気がする
・一歩目を踏み間違えると固定概念に囚われて限られた時間で改善することが出来ないことに気づかされた……
・アノプス、軌跡以外のサニーゴ、スカーフニューラ等は全く考えて無くて強いポケモンだったので、こういうポケモンを事前に捨てることは無いようにしていきた
【謝辞】
今回のPTは@bouzu_0273 と話して組んだ面子そのままです。
考察初日にかなりパワーの高い並びを考えてくれたボウズに感謝。