【剣盾ダブル】限界雨【S10最終30位(R1974)】
SMで一時期流行っていた限界雨をオマージュした構築。
あめふらし+すいすい3枚でタイプ相性を無視してゴリ押すのがコンセプト。
SM時代とは異なり、ダイマックスのせいで苦手なポケモンのHPが2倍になることが懸念点。
仕方が無いので苦手ポケモンのダイマックスは水技ではなく、他技で適切に弱点を突いていくことで対策とした(?)。
ペリッパー
136(4)-×-120-161(252↑)-90-117(252)
キングドラ
180(228)-×-116(4)-161(252↑)-116(4)-107(20)
ガマゲロゲ
181(4)-161(252↑)-95-×-95-126(252)
ルンパッパ
156(4)-×-90-156(252↑)-120-122(252)
ウルガモス
161-×-85-205(252↑)-125-152(252)
ナットレイ
181(252)-160(252↑)-151-×-137(4)-22(↓)
見てわかる通りすべてのポケモンに調整意図がない
キングドラは今シーズンにいないドラパルト抜き調整
以下解説
【個別解説】(採用順)
ペリッパー@気合の襷 あめふらし
136(4)-×-120-161(252↑)-90-117(252)
波乗り 暴風 おいかぜ 守る
あめふらし要因
追い風が打てる、タイプ一致で草タイプを殴れるという理由からニョロトノではなくペリッパーを採用
追い風+S操作ダイマックス技をどうにかするために気合の襷
技は特に捻りなくタイプ一致ウエポン2つ+追い風+守る
水技は範囲を殴れる波乗り。
もし単体技打ちたいなら暴風でもいいので、ペリッパーの水技は波乗りが基本だと思う。
特にいうことのない活躍
追い風は強い
キングドラ@球根 すいすい
180(228)-×-116(4)-161(252↑)-116(4)-107(20)
濁流 流星群 暴風 守る
すいすい要因1
水半減である竜と草に弱点をつけ、なおかつ種族値が高いという破格の性能
耐久に思いっきり寄せることでダイマックスせずともほとんどの攻撃を1発耐えてくれる。
S優位がとりやすい構築で1発耐える≈2回動けるということなので、試合の流れ全体で余裕ができやすい。
持ち物はベストなのが珠なのだが、ガマゲロゲと取り合った結果こちらに球根が回された。
技はタイプ一致技2つに暴風に守る。
暴風はダイジェットということもあるが、ダイマックスしなかった場合にかなり振り回す技なので切れないと感じた。
水技は正直好みだと思う。
自分は単体技を使うと命中率以上の確率で詰め間違える自信があったので濁流を使った。
持ち物を球根にしたせいで扱いが難しくなるかと思っていたが、意外にも発動に窮屈になるということはほとんどなかった。
恐らく球根を発動させたい試合は初手ダイマックスなことが殆どで、その場合は隣にペリッパー、倒れても後ろからルンパッパが投げられるお陰だと思う。
それ以外は普通のキングドラで、普通に強かった。
ガマゲロゲ@珠 すいすい
181(4)-161(252↑)-95-×-95-126(252)
アクアブレイク 地震 パワーウィップ 守る
すいすい要因2
そもそもすいすいの選択肢が少なすぎて消去法的に採用
ただパッチラゴン+ピッピやアシレーヌ等のキングドラの辛いポケモンを相手出来る物理ポケモンなので、唯一無二ではある。
持ち物はダイマックスエースの要請があるため、珠になった。
他のすいすいアタッカーが特殊なので、どちらでも扱えるガマゲロゲは物理型にした。
技はタイプ一致技2つに水に打てる草技、守る。
草ポケモンが重くて全然選出出来ないと思っていたのだが、意外にもそんなことはなかった。
恐らく隣に並ぶペリッパーのお陰で草タイプが動きにくくなってるお陰だと思う。
最悪捨てて後ろのキングドラに全てを任せることが可能なのも大きい。
ダイマックスしないと火力が微妙だが、それでも一発耐えることが出来るので最低限の仕事は毎回出来る。
ルンパッパ@眼鏡 すいすい
156(4)-×-90-156(252↑)-120-122(252)
波乗り 熱湯 エナジーボール 冷凍ビーム
すいすい要因3
のこりのすいすいのメンツを見て、ルンパッパ以外の選択肢はちょっと考えられなかった。
(ちなみに残りのすいすいはゴルダック,ニョロボン,アズマオウ,ハリーセン,マンタイン,ツンベアー,カジリガメ,カマスジョー)
一応雨パの苦手な水に強く出れそうな雰囲気はある。
持ち物は火力不足を補強するための眼鏡。
水技はグドラ叩ける波乗りと単体水技の熱湯、熱湯は好みでドロポンでも。
草技のリーフストームとエナジーボールは微妙なラインだが、Cダウンを恐れてリフストを押せなくて負ける試合が多かったのでエナボにした。
最後1枠はガマゲロゲが草を殴れないので、気持ち草を殴れるように冷B。
正直他2体のすいすいに比べるとかなり微妙だったと思う。
何より物理側の攻撃を1発も耐えてくれないのが厳しすぎる。
ナットレイ@鉢巻 鉄の棘
181(252)-160(252↑)-151-×-137(4)-22(↓)
パワーウィップ ジャイロボール 叩き落とす アイアンヘッド
対トリル兵器
追い風には遅れをとらない一方、トリルには非常に脆い構築なので専用対策を入れておく必要がある。
ここは先人にならって鉢巻ナットレイを採用することにした。
基本的には相手にトリルを張らせて、トリル下で下から暴れまわる。
技は遂行技のウィップ/ジャイロ/叩き/アイヘで全て埋まる。
叩きはサマヨール、アイヘはブリムオンを意識して切れなかった。
相手のS操作にただ乗りしている分、こちらのS操作の工程がいらず非常に扱いやすかった。
モロバレル、サマヨールにも非常に強いことが評価点として高い。
いうことなし
ウルガモス@オボンの実 虫のしらせ
161-×-85-205(252↑)-125-152(252)
熱風 さざめき 蝶の舞 守る
今作はダイストリームのお陰で天候を取り合う必要がないので、前構築のニョロトノの枠に好きなポケモンを入れることが出来る。
個人的にはラプラス/ブリムオン/ナットレイを絡めた時のトリルに対して少し薄いと思ったので、トリルターンを蝶舞の起点に出来るウルガモスを採用。
持ち物は居座って舞うことが前提なのでオボンの実。
努力値配分もそれに合わせてHCベース……のつもりだったのだが何故かCSになっている。
技はタイプ一致技2つに蝶舞守る。
非常に強いポケモンだったが、検討すべき枠ではあると思う。
環境に数多くいるトリルに対して安定させるために1枠使うというのは非常に良いアイデアだが、1枠使っても安定しているとはとても言いにくかった。
少なくともHCにしてもっと厚くするべき。
【選出】
基本選出
先発or
後発or
基本的に上から水技を振り回す。
ただ相手側がダイマックスは基本的に水半減のポケモンに切ってくるので、そのポケモンには弱点やダイマックス技一致等倍等で大きく削る必要がある。
具体的には竜草に対するキングドラor水に対するガマゲロゲのどちらかで削りに行く。
ダイマックスで五分の打ち合いが出来ればあとは構築パワーのごり押しでどうにかなることが多い。
vsトリル
先発ororor
後発oror
トリルターンに相手を倒さないようになるべくアドを取る
⇒片方ナットレイに交代、もう1体は普通に動く
⇒トリル下で3ターンナットレイが暴れる
⇒残りのポケモンをS優位の状態で残党処理
というのが基本的な流れ。
意識したい動きとしてはナットレイがダイアークをしてDダウンが入った状態で残党処理を始めるとか、トリルを張られてもガマゲロゲやキングドラが2回動けそうだからダイマックスするとかが挙げられる。
有利かと言われると微妙だが、殆どのトリル構築に不利でも無いと思う。
【その他補足】
・ペリッパーを引っ込めて雨の張り直しが必要になるケースもあるので、その選択肢を常に持っておく必要ある
・トリトドンは波乗りで隣殴れたり、等倍で普通に攻撃が通るので全然怖くない
・各ポケモンの調整については絶対しなおした方がいい
・強め:追い風、受けまわしスタン、セキタンザン
・五分:トリル
・不利:指絡み(ピッピ、モロバレル)、ヌメルゴン
【成績】
S10最終30位(レート1974)
正直上振れ感は否めないが、2桁には間違いなく入れる構築だったと思う
【参考文献】